夜の0時だった。
玄関のドアが開く音がした。
旦那だった。
3日ぶりだった。
私は思わず叫んだ。
「今まで何してたの!!」
怒鳴り続けていた私
旦那はフラフラしていた。
顔もあげら上げられないのか、そのまま玄関で土下座した。
そして泣きながら、何度も謝っていた。
「ごめんなさい…」
「ごめんなさい…」
私はずっと怒鳴っていた。
それでも旦那は
「ごめんなさい」
としか言わなかった。
途中から、私は呆れていた。
私は何度も聞いた。
「お金は?」
生活費も、店の支払いのお金も、
全部なくなっていた。
正直、怒る気力もなかった。
ただ、
「これからどうするの?」
それだけを聞いていた気がする。
怒っていたはずなのに、
どこか冷めている自分もいた。
夜中だったから、子どもたちはもう寝ていた。
もし起きていたら、
この光景をどう思っただろう。
そんなことも、頭をよぎった。
リビングも静かで、
玄関に響くのは、
私の怒鳴り声と、旦那の「ごめんなさい」だけだった。
怒鳴って、泣いて、
気づいたら時間がかなり経っていた。
正直、そのあとのことはあまり覚えていない。
ただ、寝なかった気がする。
お金を何に使ったのか。
いくら使ったのか。
これからどうするのか。
そして、無断欠勤している店のこと。
義父に、いつ謝りに行くのか。
そんな話を、夜中ずっとしていた気がする。
でも、問題はそれだけじゃなかった。
旦那は3日間、
店を無断欠勤していた。
次の日、
義父のところへ謝りに行かなければいけない。
その話も、夜中ずっとしていたと思う。
翌日、旦那は義父のところへ謝りに行った。
私は正直、行きたくなかった。
でも、お金のこともある。
そのとき、
やっと給料をもらうことができた。
とりあえず、支払いは何とかなる。
それだけは少しホッとした。
でも、安心したわけではなかった。
お金はなくなっていた。
信頼も、もうほとんど残っていなかった。
この先どうなるのか。
同じことをまた繰り返すんじゃないか。
そんな不安の方が、ずっと大きかった。
それでもーー
旦那が帰ってきたとき、
私の中に少しだけ別の感情があった。
怒りより先に出てきた感情
正直、安心も少しだけあった。
「生きてた」
それだけは思った。
でも、それ以上に大きかったのは怒りだった。
あのとき、私は本気で離婚を考えていた。
3日間、旦那がいなくなって
私は一人で全部抱えていた。
子どものことも、
お金のことも、
店のことも。
それでも。
結局、離婚はしなかった。
どうして離婚しなかったのか。
その理由は、次の記事で書こうと思う。
▶︎続きはこちら
【ギャンブル問題の記録⑥】離婚しなかった理由



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